2026.11.04
宇田川元一先生講演「組織はなぜ変われないのか~リフレクションとアンラーニングから考える組織変革~」を開催いたしました
令和8年11月2日(月)、いわて高等教育地域連携プラットフォーム主催のオープンプログラムとして、埼玉大学経済経営系大学院教授の宇田川元一氏を講師に迎え、「組織のアンラーニング」をテーマとした講演会を開催しました。
当日は、県内企業の経営者や管理職、人事・人材育成担当者など、組織づくりや組織変革に関心を持つ方々が参加しました。
講演では、組織を取り巻く環境が大きく変化するなかで、なぜ組織は変わることが難しいのかについて、具体的な企業事例や理論を交えながら解説いただきました。
特に、組織が環境に適応する過程で進んできた分業化やルーティン化が、部門間の隔たりや認識の固定化を生み、問題の本質を捉えにくくする「構造的無能化」のメカニズムについて紹介されました。また、経営指標や施策の達成だけを追い求めるのではなく、顧客や従業員など、組織を取り巻く人々の声に耳を傾け、その人たちが見ている世界を理解しようとすることの重要性が示されました。
さらに、組織変革を進めるうえでは、施策を一方的に浸透させるのではなく、相手との対話を通じて互いの考えや価値観を理解し、実践を重ねていくことが大切であると語られました。
講演の最後には、「経営するとは、他者への応答である」という考え方をもとに、顧客や仲間との関係性のなかで自らのあり方を問い直し、変化を生み出していくことについて考える機会となりました。
今回の講演会は、日々の業務や組織運営のなかで当たり前となっている考え方や慣習を見つめ直し、対話と内省を通じて組織のこれからを考える貴重な機会となりました。

